おゆるゆる紀行

どこかにゆるゆると漂って存在するのが目標。

他人を攻撃する人の心理と対処法

 

最近、身近にカバートアグレッションの特徴をもっている人を見つけたので、自分の問題解決がてら色々と調べて、対処していくことにしました。

その中で、「そもそもなぜ他人を攻撃する必要があるんだろう?」と考えて、今回の記事をまとめたので、職場や学校の人間関係で悩んでいる方は読んでみてください。

おゆるゆる紀行、本日はゆるくない堅めの内容です。

 

それでは、まいりましょう!

 

他人を攻撃する人には大きく分けて2つのタイプがあります。

 

タイプ1

他人を攻撃するのが好きな人

 

タイプ2

自分を守るために他人を攻撃する人

 

 

タイプ1:他人を攻撃するのが好きな人

他人を痛めつけること・他人から搾取することに罪悪感がなく、むしろ快楽を覚えている人。割合としては少ないです。

 

タイプ2:自分を守るために他人を攻撃する人

多いのはこちらのタイプです。それには、防衛機制と心の大きさが関わっています。

 

防衛機制とは?

不安や抑うつ、罪悪感、恥などのような不快な感情の体験を弱めたり、避けることによって心理的な安定を保つために用いられるさまざまな心理的作用(中島義明他『心理学辞典』有斐閣より引用)。

 

簡単に言うと、ストレスから逃げるための行動です。代表的な例として、合理化があります。合理化とは、もっともらしい理由をつけて、自分の行為を正当化すること。自分を正当化するのが上手な人いますよね?こうした人にかかれば、あら不思議!ただの悪口もお説教に。傍から見ていると悪口でも、本人の脳内では「ためになることを言ってあげている!」「自分はいいことをしているんだ!」と脳内変換されてしまいます

 

心の大きさも関係している

他人への攻撃は、他人を排除する行動と言い換えることができます。では、どうして他人を排除しなくてはいけないのでしょう?それは、他人を受け入れる余裕がないからです。

 

 

 

他人を攻撃してくる人への対処法

 

・逃げる

あなたを攻撃してくる人は、さもあなたに問題があるように見せかけて、実は、たまたま機嫌が悪いだけかもしれません。大きなストレスがあって、一時的に余裕がなくなることは誰にでもあることだと思います。その場から立ち去るか、しばらく距離を置いてみるのもいいかもしれません。

 

 逃げられたらどんなにいいか!毎日顔を合わせなければならない、上司や同僚が相手だったら、なかなか逃げることはできないと思います。怒っている上司を前に「・・・ちょっとトイレ行ってきていいですか?」なんて言えたら最高ですが、そんな人は少数派ですよね。以下は、逃げられない人向けです。

 

・ 人間観察する

まず、客観視すること。タイプ2の人と自分とのやり取りを眺める第三者的な視点、まるで人間観察をしているかのような余裕を待ちましょう。

 

朝、何か嫌なことがあったのかな?

体調悪いのかな?

自分の都合のいい物語を作ってない?

承認欲求強いなあ。

 

などなど、なんでもいいです。真に受けないで、冷静に見つめましょう

 

 ・話を聞いたふりをして受け流す

あなたを攻撃してくる人の中には、出来事に怒っているのではなく、あなたを支配したい・自分の力が相手に及んでいると確認したいと思っている人も多くいます。その場では聞いたふりをして、受け流しましょう。要はスルーしてください。こういう時によく出てくる例えがあります。

 

できあがった「ダヴィデ」を見上げて、ソデリーニが「すばらしい、しかしちょっと鼻が大きすぎないか」と言ったところ、梯子を架けて上っていったミケランジェロは、鑿をたたくふりをしてあらかじめ掌に握っていた大理石の粉をパラパラと落とした。降りてきて、「あれでどうだい?」と尋くと、ソデリーニは「すごく良くなった」と満足した。(木下長宏『ミケランジェロ中公新書より引用)

 

まじめな人は、「人の話はきちんと聞くべき。」「スルーするなんて失礼!」と思うかもしれません。でも、先輩でも上司でも親でさえも、あなたを攻撃していい理由はありません。本当にあなたのためを思うなら、伝えるタイミングを見計らったり、あなたの立場や考えも尊重すべきではありませんか?

 

・アドバイスを求める

より積極的な方法です。アドバイスをするということは投資と同じで、投資した相手が伸びないという状況は避けたくなるものです。他人を攻撃することで、承認欲求を満たしているタイプには効果があります。ただ、アドバイスエスカレートして、また攻撃を受ける可能性もあるので、テクニックが必要です。

 

 

まとめ

他人を攻撃してくる人に言えること・・・

それはそのままでは「一生幸せにはなれない」ということです。

他人を攻撃する人は、知ってか知らずかそのほとんどが心に闇を抱えていてます。とても幸せそうなのに人を攻撃する人を見たことありますか?

 

孤独な大富豪

貧乏な人気者

 

極端な例えですが、あなたはどちらに幸せを感じますか?

 

「幸せな人生」は、結局周りの人との心地よい関わりの中で生まれるものです。他人を攻撃してくる人から、人はどんどん離れていきます。そして、どんどん不幸になって、不幸だからまた他人を攻撃します。やはり、一生幸せにはなれません。

 

 

 

でも!悪口を正当化したお説教、その中に少しは自分も直した方がいいところがあるかもしれないよね?

 

まったくもってその通りです!これはまた後で書こうと思っていたのですが、成長していくために、心の器を大きくするために、そういったポジティブな振り返りは大切です。あなたはきっと素直で真面目なひとなんですね。でも!(笑)、忘れないでいて欲しいのは、実際、至らない点やミスがあったとしても、決してあなたの人格まで否定していいわけではないということ。これは、忘れないでくださいね。

 

 

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